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口腔外科

親知らず

誰もが、抜歯に対して不安や緊張があるものです。ましてや親知らずの抜歯は、抜歯の中の横綱。ですが、抜歯の大変さには個人差があります。
先入観は捨て去り、自分の場合は抜歯がどの程度大変なのか十分に説明を受け、納得するまで質問し、後は先生に任せてがんばりましょう。
短時間で、歯肉や骨にダメージが残らないように抜歯することを心がけております。

抜歯後の出血

歯を抜くと、歯が埋まっていたところに穴ができます。歯はアゴの骨に生えているので、穴の中からじわじわと出血します。例えば、刃物で指を怪我したとき、まず出血しているところを押さえ、強く圧迫するように、圧迫することにより血液が固まり血が止まります(止血)。
歯を抜いた後の出血も、できた穴をガーゼなどで押さえ、口を閉じて歯で圧迫して止めます。しかし、圧迫する時間が短かったり、圧力が弱かったり、ガーゼがずれていたりすると、なかなか止まらないこともありますので、最低30分ガーゼをしっかり抜歯したところに当て、口を閉じて圧迫します。
その後、ゆっくりとガーゼをはずし捨てます。直後に強くゆすいだり食事をしたりすると、傷が動いて固まった血がはがれてしまい、また出血することがあります。
その時は、再度新しいガーゼで押さえ、口をしっかり閉じて圧迫します。抜歯後、12時間ぐらいは、抜歯した傷から出血があります。ガーゼにて圧迫して止血しますが、唾液で解けた血が、翌朝まで残ることもあります。
腫れは12時間で一気に腫れ、24時間で最大に達し、48時間過ぎてから引き始め、1週間ぐらいで引きます。ちょうど腫れがひいたころ、アゴの皮膚が黄色くなります(内出血のあとにでる変化)が、徐々に吸収されます。