インプラント

インプラント治療とは、インプラントと呼ばれる人工的な歯の根、つまり人工歯根を顎に埋めて、その上にさし歯のように従来の方法で歯の形を作る治療方法です。

感覚面でもあごの骨に直接固定されるため、直接噛む振動が骨に伝わり自然に身体の一部のように感じることが出来ます。
インプラント治療が普及する前は、入れ歯やブリッジという、歯の形は入ったけれど歯の根は作れなかった方法とでは、根が顎にしっかり植わっているという決定的な違いがあります。

最近はインプラントの技術が向上し顎の健康な人であれば新しい歯の土台（人工歯根）を植えた即日に歯冠を入れる治療方法が確立し、これからは人工歯根を導入してから待たずに義歯を装着する治療が主流になっていきます。

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フラップレス手術のため、出血もほとんどありません。
※下顎を、鏡で映しています。

フラップレステクニック　（メスを使わず歯肉切開して骨を露出させない手術法）

通常インプラント手術はメスで歯肉を切開し、骨を露出した後、ドリルにて穴を開けてインプラントを埋入します。
しかしこのフラップレステクニックは、メスを使わずほんの小さな穴を開けて手術を行います。
歯肉のダメージを通常の1/10程度といっていいでしょう。
もちろん歯肉を縫い合わすという作業もありません。
切ったり縫ったりしないため手術時間も大変短く術後の腫れや痛みも非常に少ないのです。
多くの方が、翌日腫れや痛みなどないとおっしゃっています。

フラップレステクニックは歯肉の上から骨を見ずに行われるものなので、術者には熟練が必要です。
経験の浅い術者が安易に行うことは事故のもとです。
このフラップレステクニックは誰にでも必ずできるわけではありませんが、
当クリニックではフラップレス手術を行っており、多くの患者さんがこの手術を受けています。

当院で使用するインプラントの種類は、世界シェアの約30％を占める、
ノーベルバイオケア社のインプラント製品を中心に使用しております。

ノーベルバイオケア社のインプラント製品は世界の大学病院等で
ブローネマルク・リプレースセレクトの二種類を使用し、主に2回法をおこないます。

インプラントとアバットメント（土台）の連結様式はインターナル（インプラント体の内部にアバットメントの連結部が勘合する様式）の方がアウターヘックスよりも緩みません。特に単独植立のインプラントではインターナルが安全です。
ここに挙げたインプラントのほかにもたくさん有るインプラントシステムの中でも、国産（安価）のインプラントを使わず、更に世界のシェアのトップのインプラントを、高価になるにもかかわらず当院で使用する理由は、世界の歯科大学やクリニックでのインプラントの成績・評価・安全性が高いと言うインプラント実績と、その国にしかない生産量の少ないインプラントは消えて無くなるおそれがあり、もしもの時部品の供給が途絶えると修理不能の状態になるからです。現に消えて無くなったインプラントが有ります。
日本ではブローネマルクに良く似たコピーインプラントが安価ということも有って、非常に沢山使用されていますが、当院では決してコピーインプラントは使用しておりません。

プロセラ・テクノロジーに支えられた革新的な治療コンセプトです。
単独歯欠損から無歯顎まで広範な症例に適用可能で、ノーベルバイオケア社が提供するインプラント・システムにおいて使用できるソリューションです。

また、簡便化されたプロトコールと精密なコンポーネントで構成されたシステムを組み合わせ、精確で安定したインプラント埋入が可能となります。そして、術前にインプラント埋入と同時装着できるプロビジョナル・レストレーションまたは最終補綴物を作成できます。

計画作成の段階で数多くの重要な臨床判断が下されるため、治療時間が最小限に抑えられる。カスタムで高精度のサージカル・テンプレート。フラップレス術式により侵襲性を抑え、迅速な手術が可能。